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運動機能疾患と疼痛予防

ブログ2019.03.19

こんにちは。シニアハウスくさばな 理学療法士の今田(こんた)です。
2月に行なった健康支援セミナーで、お話しした内容をお伝えしたいと思います。

運動器疾患とは?

運動器疾患とは、主に骨、関節、靭帯(じんたい)などに現れる疾患を指します。
原因としては、関節可動域制限(関節の動く範囲が制限される)、筋力の低下、痛みなどがあります。

運動器症候群のグラフ

運動器疾患は、介護度などにも影響しており、統計では運動器に障がいがある方のなんと約1/4が、要支援、要介護となっています。

運動器疾患の種類

運動器症候群で困る男性

運動器疾患の種類は、下記のような分類と症状があります。

1)骨粗鬆症

骨が弱くなり、骨折しやすく、特に圧迫骨折が多い傾向にあります。

2)変形性関節症

痛みによる可動域制限(十分に曲げ伸ばしが出来ない状態)になり、特に膝関節や股関節の症状が多い傾向があります。

3)変形性脊椎症

筋力の低下や加齢により、椎間板の減少が早くなる疾患です。
骨に変形が生じ、神経が圧迫されることで脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなど疾患を引き起こします。

太りすぎも痩せすぎもダメ?

太りすぎ・やせすぎは運動器症候群の原因

いわゆる肥満(メタボ:内臓肥満のこと)は、中高年の男性2人に1人、女性の5人に1人はメタボと言われています。
メタボになると、動脈硬化を早く進行させ、心臓に負担がかかりやすく命に関わるだけでなく、体重も増えることで腰や膝の関節に負担がかかり、変形性関節症や変形性脊椎症になりやすくなります。
また痩せすぎの方は、栄養不足が原因で体を支える骨や筋肉量が減ってしまうため、骨粗鬆症や変形性関節症、変形性脊椎症にもなりやすいのです。

運動器の状態をチェックしよう!

運動器症候群(ロコモティブシンドローム)をチェックしよう!
以下の7項目に当てはまる項目があると要介護状態になりやすいので注意!
1)2kg程度の買い物をし、持ち帰るのが大変
2)片足立ちで靴下が履けない
3)家の重労働(風呂掃除や洗濯等)、仕事が困難である
4)よく家の中でつまずいたり滑ったりする
5)横断歩道を青信号で渡りきれない
6)15分くらい続けて歩くことが出来ない
7)階段を上がるのに手すりが必要である

 

運動器症候群に悩む女性

運動器疾患の疼痛予防

上記チェック項目いかがでしたか?
疼痛を予防するためには、各関節の動きを改善する事と、筋肉をつけることが必要となります。
チェック項目に当てはまる方は、ストレッチ~筋トレをしてこれ以上悪くならない様に予防しましょう。
ストレッチ~筋トレのやり方は前回のブログ参照してください。

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